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後味の悪い話 その167 [無断転載禁止]©2ch.net

1 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/09(水) 21:15:22.61 ID:cnEcBLCN0
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聞いた後に何となく嫌な気分になったり、切なくてやりきれない夜をすごしてしまったり、
不安に駆られたり、体中がむず痒くなるような話を語り合うスレです。

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後味の悪い話 その166
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126 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:19:41.84 ID:luHFSFzx0
ちなみに後味悪くないけどこのゲームのラストは少し切なく感動的

主人公は「精霊ルビス」によって「命」と「物を作る力」を与えられた存在で、精霊ルビスの加護と導きに従って行動していた
ビルダーである主人公に与えられた役割は「次の選ばれし勇者(伝説の勇者ロトの子孫)が誕生するための世界の基板を整えること」
そしてついに主人公は世界各地に拠点を築いて人々を救い、人間の文明をほぼ復興させることに成功
精霊ルビスは主人公に労いの言葉を述べ、「あなたは残りの余生を平穏に過ごすと良い」と言う
しかし次の選ばれし勇者が誕生するのは恐らく100年以上も先のことだろうと予想されていた
主人公は「それでは今この世界に生きている人々に平和な世界を見せてあげることが出来ない」と感じ、「竜王を倒したい」と願う
精霊ルビスは必死にそれを否定する
「あなたは勇者ではないのです。竜王を倒すことはあなたの役割ではありません」
「もしあなたがビルダーの役割を超えて竜王に戦いを挑むのであれば、私があなたに与えた生命力は失われ(燃料が枯渇するのと同じように)、確実に死に至るでしょう」
それでも主人公の意思は変わらなかった
精霊ルビスは「愚かな…」と言って主人公を見限る

主人公は竜王を倒すために竜王の軍に立ち向かう。激しい連戦の中で主人公の生命力は確実に消費されていき、目に見えて体調が悪くなっていく
それでも主人公は竜王のもとにたどり着く
竜王は己の真意を主人公に明かす
竜王「人間の「物を作る力」は危険なものだ。お前もこの世界を旅して「人間の愚かさ」を見て来ただろう?」
たしかに主人公は各地でメルキドのように「人間の愚かさ」が招いた様々な悲劇を目の当たりにしてきた
(各章ごとにそういう要素がある。人々を「死」から救おうとした結果、ゾンビを作り出してしまった医者や、
竜王を倒す目的で超兵器を開発していたが、いつしか超兵器を開発すること自体に目的がすり変わって発狂した技術者など)


竜王は人間を滅ぼそうと思えば滅ぼすことが出来たが、人間を滅ぼさずに「物を作る力」だけを奪うなどという回りくどいことをしたのは、
「いつか人間は「物を作る力」によって世界を滅ぼしてしまうだろう」
と判断したから

127 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:29:57.07 ID:luHFSFzx0
竜王は世界を壊したかったわけでも、人間を滅ぼしたいわけでもなかった
竜王はルビスと同じく、太古より人と魔物の理を司り、この世界に調和をもたらす存在だったのだ
竜王はあの取引を主人公にも持ちかける
「私と手を組め、世界の半分をやろう。あの勇者のように闇の世界に閉じ込めたりなどしない。お前の出会ってきた人々にも手出しはしない」
主人公はこれに「いいえ」と答えて断る(「はい」を選択すると当然ゲームオーバー)
竜王とのラストバトルが始まる
主人公は竜王との戦いの中で全ての装備とアイテムを失ってしまう
主人公はビルダーでしかない。力が強いわけでも魔法が使えるわけでもなく、竜王に歯が立たず、絶体絶命の危機に陥る
そこへルビスの声が響く
「やはりあなたが竜王を倒すことは不可能です。しかしあなたがこれまで作ってきたものの力なら竜王を倒せるかもしれません…」
ルビスのささやかな支援によって、主人公が旅の中で出会ってきた人々が次々と最終決戦の場に召喚され、自分達で作った様々なアイテムを主人公に託して去っていく
回復アイテム、食料、足場、防壁、大砲…
主人公はそれらのアイテムを駆使して竜王を討伐することに成功する

128 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:32:30.35 ID:luHFSFzx0
世界の呪いは解け、青空が広がる
主人公はその場に倒れてしまう
やはり主人公は生命力を使い果たしてしまっており、おそらくあと1日も生きられない状態だった
ルビスは主人公を拠点の城へと送り返す
人々は主人公を英雄として称える
最終章のヒロインである姫だけはルビスから主人公の余命の事を知らされており、どこか切なそうに主人公を出迎える
姫「あなたは選ばれし勇者ではありません。わたしが思い描いていた伝説の勇者とも違いました。
しかし、月並みかもしれませんが、わたしはこう思うのです。
勇者だから何かを成すのではなく、
何かを成したから勇者なのだと。
わたしや皆にとって、あなたは誰よりも立派な勇者でした」
「そもそもビルダーとは、もともとは人々が想像で作り出した架空の存在だったのです。
世界から光と物を作る力を奪われ、絶望の底に沈んでいた人々は、荒廃した世界を再建する者の出現を願いました。
それはいつしか伝説となり、人々はビルダーの誕生をひたすら待ち続けました。
ルビスはそんな人々の悲痛な願いを聞き入れ、ビルダーという存在を創造し、この世界に使わしたのです」
「ルビスはこうも言っていました。あなたがこの世界から消滅するのは、もはやどうしようもないことだと。
しかし、人々が望めば、またあなたはこの世界に現れることが出来るだろうと」

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