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後味の悪い話 その167 [無断転載禁止]©2ch.net

1 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/09(水) 21:15:22.61 ID:cnEcBLCN0
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聞いた後に何となく嫌な気分になったり、切なくてやりきれない夜をすごしてしまったり、
不安に駆られたり、体中がむず痒くなるような話を語り合うスレです。

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前スレ
後味の悪い話 その166
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/occult/1473998698/

123 :1/3@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:07:02.30 ID:luHFSFzx0
ドラクエの番外編的な作品『ドラゴンクエスト・ビルダーズ』に登場する「ゴーレム」と「闇の戦士」の2つが後味悪かった

ドラクエ1本編のストーリー
「王の中の王」と呼ばれる魔物の王「竜王」が世界征服を目論む
「伝説の勇者ロト」の子孫が「選ばれし勇者」となり、竜王を討ち倒して世界に平和を取り戻す
という勧善懲悪でシンプルで王道的な内容

ラスボス戦の直前、竜王は勇者に取引をもちかけてくる
「世界の半分をやろう。私と手を組まないか?」
(ドラクエをプレイしたことが無い人でも知ってるであろう有名なフレーズ)
この取引にプレイヤーが「はい」という選択肢を選んでしまうとゲームオーバー(たしかリメイク版では夢オチ)

この『ビルダーズ』という作品は「勇者が竜王の提案に「はい」と答えた場合のその後の世界」を描いたパラレルワールド的な物語
竜王は人間との戦争に勝利して世界征服を果たし、世界に呪いをかけた 
呪いによって人間は「物を作る力」を奪われ、服や建物はおろか食料ですら自分で造り出せなくなり、文明は衰退し、世界は荒廃してしまう
それから数百年後……
人々は汚れたボロの服を身にまとい、あてもなく荒野をさ迷い、飢えと病に苦しみ、魔物に怯えながら暮らしていた
そこへ救世主が現れる
主人公は「物を作る力」を持つ「伝説のビルダー」
素材を元に建物、装備品、食料、薬など様々な物を作り出すことが可能で、竜王の呪いや魔物の魔の手から人々を護るための「拠点」を築き、迷える人々を導き、文明を復興させていく

124 :2/3@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:08:05.98 ID:luHFSFzx0
第一章「メルキド編」
主人公は今や廃墟と化したメルキドという国を訪れる
かつてメルキドは(ドラクエ1では)「ゴーレム」という強力な魔物によって守護された国だった
主人公は拠点を発展させメルキドを復興させていく
すると第一章の最後でゴーレムがボスとして現れて拠点を襲撃してくる
かつてメルキドを滅ぼしたのはメルキドの守護神であった筈のゴーレム自身だった
数百年前、竜王が世界征服を果たした際、メルキドの人々は魔物の軍勢から逃れるためにメルキド城へと逃げ込んで籠城した
やがてメルキドの人々は限られた食料などを巡って醜い争いを繰り広げるようになる
それを目の当たりにしたゴーレムは「メルキドを滅ぼすのは魔物ではなく人間自身」と認識し、「メルキドを人間から護るため」にメルキドを破壊してメルキドの人々を殺した
そして現在、メルキドは主人公によって復興されてしまった
そうすればまたメルキドは人間によって滅ぼされるかもしれない
だからゴーレムはメルキドを人間に滅ぼされないために、再びメルキドを破壊して人々を殺さなければならないのである
主人公の手によってゴーレムは倒され、メルキドに平和が訪れる

125 :2/3@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:09:21.04 ID:luHFSFzx0
最終章
主人公は竜王の城に乗り込むためのアイテムを求めて、封じられていた謎の建物に入る
そこには「闇の戦士」という名の謎の男がいた
闇の戦士は「俺はこの世界の王だ」などの意味不明な供述をしながら主人公に襲いかかってくる
この闇の戦士が装備しているのは「伝説の勇者」と同じ装備品
さらにこの建物の名前は「世界の半分」
つまり闇の戦士の正体は「ドラクエ1の主人公である勇者」
勇者は竜王との取引に「はい」と答えた結果、「世界の半分」である「闇の世界」を与えられ、薄暗い牢獄に一人ぼっちで何百年も幽閉されていたのだ。しかも、というか当然発狂している
闇の戦士は主人公に倒されて死亡
ある修道女は「伝説の血を引く勇者が、なぜ竜王との取引に「はい」と答えたのか?」とずって疑問に思っていて、物語の最後で独自の見解を述べる
「勇者は生まれたときからずっと「伝説の勇者の子孫」として周囲から期待されて生きてきた。
きっと勇者には、自分で自分の道を決める選択肢が与えられたことなど一度も無かったのではないでしょうか?
そんな中にあって、自分の道を決める選択肢を与えられたとしたら…
私なら、考えてしまうかもしれません。自分がここでもし「はい」を選んだらどうなるんだろう、と……。
勇者はきっと「世界の半分」が欲しかったわけではないと思うのです。
あの問いに「はい」と答えたのは、純粋な「好奇心」だったのではないかと、私は思います。
あの選択は忌まわしい選択かもしれませんが、私は勇者の気持ちもわかる気がするのです」

126 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:19:41.84 ID:luHFSFzx0
ちなみに後味悪くないけどこのゲームのラストは少し切なく感動的

主人公は「精霊ルビス」によって「命」と「物を作る力」を与えられた存在で、精霊ルビスの加護と導きに従って行動していた
ビルダーである主人公に与えられた役割は「次の選ばれし勇者(伝説の勇者ロトの子孫)が誕生するための世界の基板を整えること」
そしてついに主人公は世界各地に拠点を築いて人々を救い、人間の文明をほぼ復興させることに成功
精霊ルビスは主人公に労いの言葉を述べ、「あなたは残りの余生を平穏に過ごすと良い」と言う
しかし次の選ばれし勇者が誕生するのは恐らく100年以上も先のことだろうと予想されていた
主人公は「それでは今この世界に生きている人々に平和な世界を見せてあげることが出来ない」と感じ、「竜王を倒したい」と願う
精霊ルビスは必死にそれを否定する
「あなたは勇者ではないのです。竜王を倒すことはあなたの役割ではありません」
「もしあなたがビルダーの役割を超えて竜王に戦いを挑むのであれば、私があなたに与えた生命力は失われ(燃料が枯渇するのと同じように)、確実に死に至るでしょう」
それでも主人公の意思は変わらなかった
精霊ルビスは「愚かな…」と言って主人公を見限る

主人公は竜王を倒すために竜王の軍に立ち向かう。激しい連戦の中で主人公の生命力は確実に消費されていき、目に見えて体調が悪くなっていく
それでも主人公は竜王のもとにたどり着く
竜王は己の真意を主人公に明かす
竜王「人間の「物を作る力」は危険なものだ。お前もこの世界を旅して「人間の愚かさ」を見て来ただろう?」
たしかに主人公は各地でメルキドのように「人間の愚かさ」が招いた様々な悲劇を目の当たりにしてきた
(各章ごとにそういう要素がある。人々を「死」から救おうとした結果、ゾンビを作り出してしまった医者や、
竜王を倒す目的で超兵器を開発していたが、いつしか超兵器を開発すること自体に目的がすり変わって発狂した技術者など)


竜王は人間を滅ぼそうと思えば滅ぼすことが出来たが、人間を滅ぼさずに「物を作る力」だけを奪うなどという回りくどいことをしたのは、
「いつか人間は「物を作る力」によって世界を滅ぼしてしまうだろう」
と判断したから

127 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:29:57.07 ID:luHFSFzx0
竜王は世界を壊したかったわけでも、人間を滅ぼしたいわけでもなかった
竜王はルビスと同じく、太古より人と魔物の理を司り、この世界に調和をもたらす存在だったのだ
竜王はあの取引を主人公にも持ちかける
「私と手を組め、世界の半分をやろう。あの勇者のように闇の世界に閉じ込めたりなどしない。お前の出会ってきた人々にも手出しはしない」
主人公はこれに「いいえ」と答えて断る(「はい」を選択すると当然ゲームオーバー)
竜王とのラストバトルが始まる
主人公は竜王との戦いの中で全ての装備とアイテムを失ってしまう
主人公はビルダーでしかない。力が強いわけでも魔法が使えるわけでもなく、竜王に歯が立たず、絶体絶命の危機に陥る
そこへルビスの声が響く
「やはりあなたが竜王を倒すことは不可能です。しかしあなたがこれまで作ってきたものの力なら竜王を倒せるかもしれません…」
ルビスのささやかな支援によって、主人公が旅の中で出会ってきた人々が次々と最終決戦の場に召喚され、自分達で作った様々なアイテムを主人公に託して去っていく
回復アイテム、食料、足場、防壁、大砲…
主人公はそれらのアイテムを駆使して竜王を討伐することに成功する

128 :本当にあった怖い名無し@無断転載は禁止:2016/11/19(土) 00:32:30.35 ID:luHFSFzx0
世界の呪いは解け、青空が広がる
主人公はその場に倒れてしまう
やはり主人公は生命力を使い果たしてしまっており、おそらくあと1日も生きられない状態だった
ルビスは主人公を拠点の城へと送り返す
人々は主人公を英雄として称える
最終章のヒロインである姫だけはルビスから主人公の余命の事を知らされており、どこか切なそうに主人公を出迎える
姫「あなたは選ばれし勇者ではありません。わたしが思い描いていた伝説の勇者とも違いました。
しかし、月並みかもしれませんが、わたしはこう思うのです。
勇者だから何かを成すのではなく、
何かを成したから勇者なのだと。
わたしや皆にとって、あなたは誰よりも立派な勇者でした」
「そもそもビルダーとは、もともとは人々が想像で作り出した架空の存在だったのです。
世界から光と物を作る力を奪われ、絶望の底に沈んでいた人々は、荒廃した世界を再建する者の出現を願いました。
それはいつしか伝説となり、人々はビルダーの誕生をひたすら待ち続けました。
ルビスはそんな人々の悲痛な願いを聞き入れ、ビルダーという存在を創造し、この世界に使わしたのです」
「ルビスはこうも言っていました。あなたがこの世界から消滅するのは、もはやどうしようもないことだと。
しかし、人々が望めば、またあなたはこの世界に現れることが出来るだろうと」

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